ダイエットのためにプールやスポーツジムに通う人は多いですが、トレーニングの順番がダイエット効果に大きく影響することは意外と知られていません。
同じトレーニングメニューでもどの順番でこなすかによって期待されるダイエット効果には大きな差が表れます。
どうせきついトレーニングをするのならダイエット効果の高い順番でトレーニングをしたいものですが、効率的に痩せるにはどの順番でトレーニングするのがいいのでしょうか。
ジムトレーニングは無酸素運動中心
スポーツジムに用意されているトレーニングはほとんどが無酸素運動です。
無酸素運動とは筋肉の週収縮するエネルギーを生み出すときに酸素を消費しない運動のことで、短時間で強い力を出すような運動が無酸素運動に該当します。
無酸素運動は筋肉に高い負荷をかけるので筋力アップに高い効果を発揮しますが、運動中に筋肉がエネルギーを消費しないため脂肪燃焼をめざすダイエットには不向きです。
長期的に見れば筋肉量が増えることで代謝が向上し痩せやすい体質に変わりますが、ダイエットをめざすならウォーミングアップとして利用するのが正しい方法です。
水泳は有酸素運動
ジムトレーニングが無酸素運動であるのに対し、プールでの水泳は有酸素運動に分類されます。
有酸素運動とは運動するためのエネルギーを酸素を利用して生み出す運動のことで、運動中に体に蓄えられたグリコーゲンを消費します。
有酸素運動が長時間計測されるとグリコーゲンの消費だけではエネルギーが追いつかず、体脂肪を消費してエネルギーを生み出します。
体脂肪がエネルギーとして消費されることで高いダイエット効果が期待できるのが有酸素運動の特徴なので、ダイエット目的の運動では有酸素運動を中心にメニューを組み立てましょう。
ジムトレーニングを先にこなしてから水泳が正しい順番
無酸素運動のジムトレーニングと有酸素運動の水泳、トレーニング順として正しいのは先にマシントレーニングでウォーミングアップをこなしてから水泳という順番です。
無酸素運動をこなすと筋肉の働きが活発になり運動効果がアップし、更に柔軟性もたかってケガをしにくくなります。
ジムトレーニングで筋肉を刺激してから有酸素運動の水泳をこなすことで体脂肪分解が促進され、短時間のトレーニングでも高いダイエット効果が期待できます。
ダイエットが主目的の水泳ではへとへとになるまで徹底的に追い込むよりも長時間継続的に運動するようにしてください。
有酸素運動による脂肪分解はある程度運動を継続してから始まります。
追い込み過ぎで早めにへばってしまうと脂肪分解が始まる前にトレーニングが終わってしまうので、最低でも30分は泳ぐようにしてください。